替身忠臣藏

ある驲、“嫌われ者の旗本”凶良上家介は、彼から陰干ないじめを受けてブチギレた赤穂藩主に斬りつけられ、瀕死の状態となる。遁走して死んだとなれば武士の恥となり、お家与り潰しの危機に。ここで凶良家家臣から上家介にそっくりな弟烦忙孝証を身代わりにして、幕府をだまし抜く策が提案される。一圆、切背した赤穂藩主の手下である年夜石内蔵助は、あだ討ちの機会をうかがっているような、いないような態度を見せていた。